虫歯について

- decay -

虫歯とは?

虫歯とは、簡単に言うと歯が酸により溶かされてしまう症状のことを指します。

「甘いものをたくさん食べると虫歯になる」
と言われているのは本当で、その甘い物に含まれるミュータンス菌という菌に原因があります。

ミュータンンス菌がお口に運ばれると、多くの歯垢を作ります。その歯垢内に酸が作られ、歯が溶かされてしまうのです。

虫歯にならない為には、丁寧な歯磨きを心がけることや、定期的な検診を受けることがとても重要なポイントになります。

歯の構造について

歯は、たくさんの組織が組み合わさって成り立っています。
それぞれの組織には役割があり、その働きにより私たちは美味しいものを食べることができるのです。
歯の組織7つありますが、歯冠部と歯根部の2つに分類することができます。

[歯冠部]

*エナメル質
*象牙質
*歯髄

[歯根部]

*セメント質
*歯槽骨
*歯肉
*歯根膜

どうして虫歯になるの?

虫歯になる原因の一つは、それぞれが口の中に持つ菌の数の違いによります。
その中でも代表的な菌がミュータンス菌と言われるものです。
子供の頃は、ミュータンス菌は持っていないのでその口内環境を保つ事ができれば、虫歯にはなりません。
ですが、だいたいの人が母親からミュータンス菌をもらい、虫歯にかかります。
大量の菌に感染すると、菌が突起し歯の表面に張り付きます。そして、菌が大きな塊になっていき、ネバネバした膜ができます。

これをバイオフィルムと言います。

虫歯の進行度

 

C0:エナメル質表面がわずかに溶かされること。初期虫歯のことを言う。

C1:エナメル質内部まで溶けた状態。まだ予防できるレベル

上記2つはまだ痛みはない。

C2:象牙質にまで達した虫歯。治療が必要な状態。熱いもの、冷たいものでもしみる

C3:歯の神経まで進行が進んだ虫歯。歯の奥の神経がズキズキ痛む。

C4:歯がほとんど溶けてなくなり、根っこしか残っていない状態。放置すると骨がなくなり、根っこがぬけてしまう。

★虫歯の進行は5段階に分類されますが、人により進行のスピードは様々です。早めに虫歯を発見することができれば、虫歯を避けることができます。
3ヶ月に1度のペースで定期的な検診を是非受診してください。